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iCharlotteblueの備忘録(新)

TwitterやTumblrの文章まとめとか、制服とか、日記とか、告知とか。

受験は情報戦 「中学なんていらない 不登校の娘が高校に合格するまで」

タイトルとあんまり関係ないです。

制服好きでおなじみの青木光恵さんの最新作コミックエッセイ、「中学なんていらない」を読みました。

コミックエッセイ劇場で大反響を呼んだ
web連載、遂に書籍化!!

中2の夏、突然娘が中学校へ行けなくなった…。
原因はいじめ。
学校と話し合いを重ねるも娘の状況は悪化する一方で、
ついには完全不登校に。

しかしそんな娘も中3に。
不登校のため内申点がもらえず成績はオール1、
進学への望みも絶たれてしまうかもしれない。
そんな逆境のなか、家族はひとつになって
娘の将来のために全力を尽くそうと決意する。

ある不登校の少女が笑顔で高校合格を果たすまでを
描いた実録コミックエッセイです。

いじめにより中学を不登校になった娘さんが、高校に合格するまでの家族一丸の奮闘記です。
娘(ちゅんこ)さんは、いじめの前から、どうも学校に合わず体調不良になるのですが、
ある生徒によるいじめによって、完全に学校に行けなくなります。

↑ただいまリバイバル更新中!



私は、中学時代、プチ不登校でした。
一番長かったのは、2年生の冬。2月丸々休みました。ほぼ、寝ていました。
なぜまた通えたかというと、いじめ等大きな要因がなかったこと(まあ多少のトラブルはありましたが)、友人がいたこと、
勉強が遅れる焦り、そして「3年からきちんと出席しないと公立高校に合格できない」というプレッシャーからです。今思うと、このとききちんと対処していれば、高校を辞めずに済んだのではないかと思います。「学校が合わない」という気持ちを抑え、全てを先送りにしてしまいました。


ちゅんこさんの体調不良は、経験したことない人からみると、さぼってる?と思われかねないものかもしれません。しかし、私はすごく共感しました。それに、寝ていても、なにも楽しくないのです。
学校で、つらい思いをするよりはまし。でも、家で寝ているより、普通に学校に行って、普通に生活するほうが、いいのです。寝込んでいる状態は余暇ではありません。
高校に進学しようと決め、家族はちゅんこさんが通える塾を探し、ちゅんこさんは通い始めます。
塾に通う。すごく勇気がいったと思います。
人に会う、喋る、勉強する、離れれば離れるほど、再開するのは苦しいのです。

良い塾に当って、行ける高校を探し、無事本命公立とすべり止め私立を受験、両方合格することが出来ました。塾に行かなかったら、全日制の公立高校は受験すらできなかったでしょう。
青木さんが、塾を探しに探した結果、ちゅんこさんの進路が開けたのです。
ちゅんこさんの担任は、だれでも入れる通信制の高校を唯一の選択肢として出します。内申がまったくないから、と。
そもそも私立高校は基本的に内申を重視しないし、(ちゅんこさんにとってベストかはともかく)名前さえ書ければ入れる全日制課程の高校だってあるはずのに、あんまりな仕打ちです。
ここで、担任の言葉を疑わず受け入れたら、ちゅんこさんの「(全日制課程の)高校に通いたい」というせっかくの目標は潰れてしまっていたでしょう。

しかも、内申がないからとにかくテストを、ということでテストを受けさせたくせにオール1にするなんてなんなんだ…(私は休んだ教科はオール3になりました。体育は出てなかったから2)
昔の相対評価なら仕方ないけど、今は絶対評価なんだからもっとつけようがあったじゃん!
学校側の対応がとにかくひどいです。もうちょっとフォローしてくれる教師もいますよ……でも、そういう教師にあたるかどうかは、運!

例えば不登校、学力不足、金銭面、
色々ある中、生徒にあった高校選びをしてくれるのは学校ではなく(よい)塾です。
こういうとき、学校はあまり信用しないほうがいいです。もちろん、いい先生もいますが、いい先生がいるかどうかは運なので……
例えば、成績が良かったら、授業料が無料どころか、給付金が貰える私学もあります。
こういった情報は学校では得られませんでした。
義務教育は格安で教育を受けられます。私は最終学歴は義務教育なので、いつも義務教育に感謝しています。しかし、その先の面倒まで見てくれるわけではありません。
とりあえず、高校に入れる。

ちなみに高校でも、手続きなど学校を信用したぱっかりに困ったことがあったのですが、相手にとっては何千分の一で、でもこっちはこれからに大きく影響がある。疑ってかかるぐらいがちょうどいいなあと思いました。
それでも私はちゃんと対応してもらえたほうです。学校のレベルにしては中退する子が多い学年でしたが、私の待遇はよいほうだったそうです。(でも差があるのもどうかなって思った)辞めるのはもったいないと言われました。お世話になった人には感謝しています。

そもそもなんでとりあえず高校入れるのか?ということにかんしてはこちらの書籍が詳しいです。

〈高卒当然社会〉の戦後史

〈高卒当然社会〉の戦後史

雑誌ダ・ヴィンチ12月号の「7人のブックウォッチャー」に短評を載せておりますので、よかったらこちらもご覧ください。


家族の葛藤と、どうしてもできてしまう家の中のよどんだ空気、どこの家庭でも起こりえることです。
目標ができてからの頑張り、不登校になっても道はある!と元気づけられる本です。
高校に入ったとしても通えるのか?っていう不安……
エピローグも、リアルで、リアルだからこそ励まされます。

そして……家族の応援を得られるのが難しい、と思っている不登校や中退や中卒の人も多いと思うんだよね……
全日制課程の高校に自力で通うのはまあ、無理だけど、他にも高卒資格を得る道はたくさんあるので、
あのときは苦しかったなーでもなんとかなったって思えるときがくるといいなと思っています。私自身もね。